医療埼玉協議会(医彩会)

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新規開業アドバイス

Tips for opening

新規開業計画タイムスケジュール

開業をすると決めてからOPENするまで、たくさんの開業準備作業があり、そのつど決断していく必要があります。また、開業形態によって開業スケジュールが大きく変わってきますので注意が必要です。

開院までのタイムスケジュール

このスケジュールは一般的なテナント開業を想定しております。一戸建ての開業はこれ以上かかります。

開業を考えた時〜
経営理念の決定
10ヶ月〜※物件が決まらない場合はその分時間がかかります
物件の選定・診療圏分析
事業計画書の作成
金融機関との交渉
6ヶ月
内装設計打ち合わせ
医療機器の選定
2ヶ月
諸官庁の届け出
リスク対策
スタッフ募集
広告の検討
1週間前
内覧会
開院日
開院

資金調達のポイント(有志交渉の進め方)

1.開業の目的が明確かどうか
事業計画書の目的を記載し「開業への強い意志」をアピール
2.経営者としての責任感や知識
経営者としての基本的な知識、人物的に問題がないかを会話中にチェックされている事に留意
3.患者数の見込みの根拠
診療圏調査報告書の添付
4.患者数の見込みの根拠
開業後、診療報酬や給与の入出金等の取引が見込めるか

物件選定のポイント

クリニックを新規開業するにあたり、成功させるポイントはいくつかあります。その中で一番重要なのが、開業立地・物件の選定です。まずは、ドクターの診療科目や診療方針が開業予定地域のニーズに合っているかどうかが重要です。駅前型がいいのか、郊外型等がいいのか・・・。
また、物件の契約形態として「賃貸」か「売買」かを決める必要があります。

開業地域を考える先生方の多くが考えている事

  • 自宅の近くで開業したい。
  • 勤務していた医療機関の近くで開業したい。
  • 上記に関係なく、なるべく競合が少なく、人口が多い地域で開業したい。

などがあげられます。
また、物件の種類も一般テナント、ショッピングセンター内、戸建(売買)、医療ビル・医療モール、高齢者施設内などが上げられます。このように色々な組み合わせがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

最低限調べる必要がある事

1.競合
近隣に同じ科の医院が何件かるかを調べるのは当然ですが、標榜していてもその科の患者がどれくらい来ているのか、先生の年齢は、子供が継承する可能性はあるか等々詳しく調べます。
2.立地
その物件の人通りはあるか、近くにスーパーなどの集客施設はあるか、バス停などがあるかなどを調べます。
3.町丁別人口・男女別人口・年齢別・人口動態調査
物件の診療圏と言われる500m圏、1Km圏、場合によっては2Km圏内の町丁別人口、男女別5歳階級別人口、夜間人口、昼間人口、など人口動態調査をする。
4.推定患者数
ほとんどが厚生労働省の患者調査報告の中の受療率をもとに、それぞれ独自の計算方法によって1日の外来患者数を算出する。

いい物件は待っていてくれません。
医療に限らずあらゆる業種が物件を探しています。いい物件を手に入れるには、スピーディーな決断力が必要です。スピーディーな決断をするには開業をするという意識が完全に固まっている事と、ご自分で物件に対する条件を決めておく必要があります。それがないと、たとえいい物件が現れてもいつまでたってもいい物件を手に入れる事は出来ません。

それ以外に「失敗しない物件選定のポイント」がございますので、お気軽にご相談下さい。

物件選定相談はこちら

開業前後の会計・税務のポイント

準備費用の税務処理・開業準備の必要な費用で経費計上できるもの

1.開業時までの借入金利息
ただし、資産取得のためのものは除く
2.開業に係る費用
開院の挨拶状・会員パーティー・家賃・広告宣伝費・旅費交通費・印刷費・交際費等
3.医師会・歯科医師会の入会金
入会金
4.開院に係るその他の経費
その他の経費

内装設計・施行のポイント

1.医療設計の実績はどうか?
開院前のトラブル(工期が間に合わない、医療機器が設置できないなど)を回避
2.使い勝手は良いか?
ドクター・スタッフ・患者の動線が悪いと日々の診療や患者に大きく影響
3.日々の業務に支障を与えるようなことはないか?
診察前後の掃除などスタッフの業務を軽減できるような工夫が必要
4.LANや電源などは十分に整備されているか?
医療機器やレセプト、受付内部に大きな影響を及ぼすことになり、業務に支障

機械導入のポイント

1.器械を選定するとき重視するポイント
  • 器械の性能(クオリティー・ブランド等)
  • 器械の納入価格
  • 器械のアフターメンテナンス
2.器械を購入する会社の選定
  • 信頼できる会社から購入する(行政より許可書を受けているか)
  • 設置場所や設置に関する設備のアドバイスを行ってくれる会社
  • アフターフォローを行ってくれる会社
3.器械の導入の仕方
  • 資金により現金で購入する方法
  • リース契約にて行う方法
  • 割賦払いにて行う方法
4.中古品を検討する場合
  • 薬事法で定められている条件をクリアーしている物件か?
  • 信頼できる会社から購入する(行政より許可書を受けているか?)
  • 保証期間や保証の条件を明確にする

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